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普通の人では取得困難な日本サッカー最上位のS級ライセンスとは?

 2016/08/09 指導 この記事は約 11 分で読めます。

1993年のJリーグ開幕に伴い、新たな時代に向けて選手や指導者の育成のために、JFA(日本サッカー協会)ではサッカー指導者のライセンス制度を創設しました。

今回は、そのライセンス制度の中で、日本サッカー最高峰の指導者ライセンスである「公認S級コーチジェネラル」について調べてみました~!!

編集長
今回は、日本サッカーの最高峰のライセンスである「公認S級コーチジェネラル」について詳しく見ていきたいと思います。

まずは簡単に全体のライセンスの体系がどうなっているのかを、下の図で確認してみてくださいね。

 

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指導者養成のライセンス制度概要

まずは、下の表をご覧ください。

S級

Jリーグの監督に必要なS級コーチをトップに、A級コーチジェネラル、12歳までと15歳までの育成年代のトップライセンスであるA級U-12A級U-15、そして、その下にB級C級D級、最後に公認キッズリーダーと全部で8種類のライセンスがあります。(※GKやフットサルは除く)

 

公認S級コーチジェネラル

Jリーグの監督に必要なライセンスであるS級コーチライセンスとは、どのようなものなのでしょうか。。

 

公認S級コーチライセンスとは?

日本サッカー最高峰のライセンス。
Jリーグ監督をするためには、このS級ライセンスが義務付けられています。

また、この公認S級コーチジェネラルの講習会に参加ができる人は、公認A級コーチジェネラルというライセンスを取得している人の中でも、A級コーチジェネラル養成講習会の成績優秀者で、かつ競技者もしくは指導者としての実績をJFA(日本サッカー協会)の技術委員が認めた者だけ、とされています。

日本サッカーの先頭を走る限られた一部の人だけが受講、取得ができるライセンスなのです。

公認S級コーチライセンスの目的は?

JFA(日本サッカー協会)によると、プロ選手の指導ができる人材を養成すると同時に、日本の指導者のリーダーとなる人材を育成することを目的に本講習会を開設する。

 

最近で取得した人はどんな人がいるのか?

最近だと、以下の方が取得されています。(一部です)

・北海道コンサドーレ札幌監督の四方田修平さん
・トルシエジャパンのメンバーだった森岡隆三さん
・ジェフ千葉時代のオシムの通訳を務めた間瀬秀一さん
・ジュビロやアビスパで活躍した久藤清一さん
・お馴染みの宮本恒靖さん、
・横浜フリューゲルスや大分トリニータで活躍した吉田孝行さん
・鹿島コーチの大岩剛さん

 

これから取得する人はどんな人がいる?

・中山雅史さん(アスルクラロ沼津)
・鈴木隆行さん(元日本代表)
・戸田和幸さん(元日本代表)
・名塚善寛さん(コンサドーレ札幌コーチ)
・廣山望さん(JFAアカデミー福島・U-15監督)

 

取得するまでの時間と費用はどれくらい?

前期、中期、後期と3期にわかれています。

例えば、2016年のスケジュールはどういうものかというと・・・

 

前期では、まず国内短期講習会が、5/14(土)~5/19(木)までの6日間。
その後に、国内集中講習会が、このスケジュールで開催されます。

① 2016 年 5 月23 日(月)~ 5 月26 日(木)
② 2016 年5 月30 日(月)~ 6 月 2 日(木)
③ 2016 年6 月 6 日(月)~ 6 月 9 日(木)
④ 2016 年6 月13 日(月)~ 6 月16 日(木)
⑤ 2016 年6 月20 日(月)~ 6 月23 日(木)

 

中期では、また国内短期講習会として、9/5(月)~9/8(木)までの4日間。
続いて、国内集中講習会が、以下の通り。

⑥ 2016 年 9 月12 日(月)~ 9 月15 日(木)
⑦ 2016 年 9 月19 日(月)~ 9 月21 日(水)
⑧ 2016 年 9 月26 日(月)~ 9 月29 日(木)
⑨ 2016 年10 月 3 日(月)~ 10 月 6 日(木)
⑩ 2016 年10 月11 日(火)~10 月13 日(木)
⑪ 2016 年10 月17 日(月)~10 月20 日(木)

 

最後に、後期として、国内集中講習会が、

⑫ 2016 年12 月5 日(月)~12 月8 日(木)

 

さらに、指導実践試験が4日間あります。

12/5(月)~12/8(木)

加えて、インターンシップが3週間ありますよ!

海外プログラムで2週間以上、Jリーグクラブで1周間以上の実地研修を行い、レポートの提出が義務付けられています。

編集長
いや~これほぼ平日開催だから、普通の人が受講するだけでもいかに困難なのか、よくわかるよね~。

まさに選ばれし者。

本当にフットボールコーチの最高峰にふさわしいだけありますね・・・

 

費用としては、30万円かかるようで、会場までの交通費や集中講習会の宿泊費、インターンシップに係る費用は、30万円には含まれていないとのこと。

交通費や宿泊費など、その他の費用も含めると、地方から受講する人は、100万円は軽く超えてくると思われます。。。

 

S級までの道のりは?

基本的には、12歳の子どもたちの指導ができるC級もしくはD級のいずれかからスタートをすることになります。

C級 → B級 → A級ジェネラル → S級ジェネラルとステップアップしていきます。

 

基本的に、プロの選手もC級からスタートします。

A級とS級を取得する際は、その下のカテゴリのB級とA級を取得してそれぞれ1年間以上の指導実績が必要になります

 

つまり、B級を取得した次の年にすぐにA級を取得することは出来ない、ということです。

 

最短でもC級からスタートして、S級にたどり着くまでにおそらく最低でも4~6年はかかるでしょう。

もちろん、B級以上は各都道府県のサッカー協会やJリーグ、JFAなどの推薦が必要になってきますので、ストレートに受講ができるかというと、一概にはそうとは言い切れないところもあると思います。

 

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公認S級コーチ リフレッシュ研修会

公認S級ライセンスも車の免許証と同じで、更新制を採用しています。

2年間のうちにリフレッシュ研修会を通じて、「40」ポイント取得してくださいね、となっています。

 

これのポイントを取得できないと、残念ながら失効になってしまうんですね。

 

JFA(日本サッカー協会)は、取得して終わりではなく、世界のサッカーに追いつけるように、「リフレッシュ研修会」を通じて、指導に関する新しい知識や情報を得て、指導現場で活かしてほしい、という願いをこめて定期的にリフレッシュ研修会を開催しています。

 

このコースは、最新の世界サッカーの動向や指導法などに関する内容をテーマに、JFA技術委員・ナショナルコーチングスタッフ、欧州で活躍する指導者などが講師を担当します。受講者には20ポイントが加算されます。(引用:JFA)

 

S級ライセンスのない外国人監督は、Jリーグの監督になれるのか?

外国人がJリーグの監督になる場合、S級ライセンスもしくは、S級ライセンス同等のライセンスを取得して置く必要あります。

 

同等のライセンスとしては例を上げると、UEFA(欧州サッカー連盟)の最上位ライセンスである「UEFA PRO」というものがあります。

 

以前、名古屋グランパスの監督に就任したストイコビッチは、UEFA PROの1つ下のUEFA Aまでしか取得しておらず、一時監督になれないと騒動がありましたが、無事にUEFA PROを取得して、名古屋グランパスの監督になりました。

 

あのジダン氏もUEFA PROを少し前に取得しました。
可能性は低いですが、Jリーグの監督もできる同等のライセンスを取得した、というわけですね。

 

S級保持者でも指導できないカテゴリがある!?

国内最高峰のライセンスである公認S級コーチライセンスと言えど、指導ができないカテゴリがあるのは、ご存知でしょうか?

 

実は、JFA・都道府県サッカー協会・JクラブにおけるU-12年代の指導のリーダー的立場にある者は、S級コーチライセンスを持っているだけでは、指導ができません

Jリーグの下部組織やナショナルトレセンといって、各地域の選抜メンバーが一同に会してトレーニングを行う機会があります。

そのようなトップレベルのU-12の指導に当たる場合には、この公認A級コーチU-12のライセンスが必要になってきます。

 

S級でもできそうじゃないのか?

そう思うかもしれませんが、背景には次のようなことがあるんですね。

 

世界トップ10入りを目指すJFA(日本サッカー協会)にとってU-12、つまり12歳以下の子どもたちの育成を「最重要課題」の1つと認識しています。

 

そのためには、この年代の指導者のレベルアップおよび地位向上を図る必要があり、この年代の指導をより専門的に深めていくために、S級コーチのライセンス保持者と言えど、教えることが出来ないようになっています。

 

当然ながら、大人のプロの選手に向けて伝える内容や言葉と、これから成長していく無限の可能性のある子どもたちに向けて伝えていくものは、違ってきますよね?

それだけ、相手が子どもたちという意味で、別の専門性が問われてくるということではないか、と思います。

 

ちなみに、S級ライセンス保持者向けには、特別に公認A級コーチU-12のライセンスが取得できるコースが別途設けられています。

 

プロの選手が経験なく、S級ライセンスを取得してJリーグ監督になった人は?

 

少し前に、ベトナム代表監督だった三浦俊也さんという方がいます。

この方は、元々教員をされていたのですが、指導者への夢を諦めず、28歳の時ドイツへ渡ります。
5年半ドイツでサッカー理論を学び、ドイツのライセンスを取得した後、帰国。

日本で、S級ライセンスを1996年取得。

その後、当時JFLのブランメル仙台(ベガルタ仙台の前身)や水戸ホーリーホックで指揮をとった後、大宮アルディージャ、コンサドーレ札幌、ヴィッセル神戸、ヴァンフォーレ甲府など多くのクラブを指揮した。

基本的な戦術としては、堅守速攻型。
2007年には、コンサドーレ札幌をJ1へ昇格させている。

2014年からベトナムのA代表とU-23を兼任。2016年の1月に解任されました。

海外では、あの伝説のACミランの黄金時代を築いたアリーゴ・サッキ、ポルトやインテルでCL制覇を成し遂げたモウリーニョや、FCポルトやチェルシー、トッテナム・ホットスパーなどを歴任したまだ30代のビラスボアスなど、意外と多い。

日本にももっと選手としてのキャリアがない監督やコーチが増えてくると面白くなるかもしれませんね。

 

公認S級コーチジェネラルのまとめ

S級コーチジェネラルですが、費用もそれなりにかかりますが、それよりも時間的な拘束を伴うものなので、時間的に余裕のある人や、各所属のチームの協力や理解が間違いなく必要かな、と思います。

Jリーグの監督に必要なライセンスということで、いずれJリーグのクラブで監督を目指す人は取得を目指すものだと思います。

ただ、高校や大学、Jリーグの各クラブの下部組織など地域の指導者のリーダーになられている方やこれからそうなっていく方も、最終的にはS級を目指している方も多くいらっしゃいます。

 

S級ライセンスが最高峰のライセンスとはいえ、取得したら終わりというわけではなく、世界の成長していくスピードに追いついていくためには、日々の知識や情報のアップデートも必要になってきます。

常に、S級ライセンス保持者であっても、当然ながら成長していくことを求められているということですね。

 

最後に、2000年の欧州サッカー選手権でフランス代表を優勝に導いたロジェ・ルメールさんの言葉を紹介したいと思います。

 

学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない

 

オススメの記事

個人的なことですが、先日S級よりも4つ下のライセンスにあたる「公認D級コーチライセンス」を取得してきました!

その養成講習会の内容や感想などをまとめて書いてみましたので、ご興味ある方がいらっしゃいましたら、是非ご覧ください。

【日本サッカー協会公認D級コーチ】ライセンス取得方法や講習会の内容は?

 

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FOOTBALL SWITCH ブログ部

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昭和後期生まれ。アラフォーに片足突っ込んでますが、フットサル楽しんでます!2016年7月からこのブログを始めました!サッカーを中心に、「わかりやすく、楽しく」をモットーに書いています!

【初めての観戦シリーズ】
Jリーグは、93年開幕前のプレーシーズンマッチ。浦和レッズ対横浜フリューゲルス。日本代表は、サムライブルーならぬ、サムライレッドの定期日韓戦。(90年初頭の代表ユニは、赤だったのです)。海外の試合は、スタディオ・オリンピコにて、ローマ対レッジーナ。初めてのW杯は、テレビは90年イタリアW杯。この時のコロンビア代表が好きだった。生観戦は02年日韓W杯でイタリア対メキシコ、続けて日本対トルコを観戦。続く、06年もドイツで観戦。18年ロシア行きを企み中。。。

コメント

  1. 河田政孝。 より:

    私も、ライセンス取得目指しています。ただ体重絞れていないのでそれに体を休ませていたので追い付くか?疑問です。さらに中年なので頑張るよ。

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