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【2017年】Jリーグの「賞金」と「分配金」はいくら増えたのか?

 2017/10/28 Jリーグ この記事は約 10 分で読めます。

2017年からJリーグクラブにJリーグ本部からの分配金や、順位に応じた賞金の金額大きく変わりました。
その最も大きな理由は、スポーツ映像配信サービス会社である「DAZN」と2017年からの10年間で2000億円を超える契約を結んだからです。

ACLやクラブワールドカップなどクラブでの国際競争力が低下しているJリーグクラブから、これまで以上にビッグクラブを生み出し、クラブ単位でも世界に追いつきたいというJリーグの思惑があります。
と同時に、Jリーグ全体の底上げを図りたいJリーグとして、それを具体的な形にしていくために、今年から大きく変わった賞金や分配金の中身を覗いてみました。

2017年からのJリーグには、以下のような分配金があります。
「賞金」「理念強化配分金」「均等配分金」「降格救済金」「ACLサポート」の5つの種類です。

大きく分けると、成績に応じて配分されるものと、一律で配分されるものの2つに分けることができます。

※キャッチアップ画像(Photo credit: tailstream via Visual Hunt / CC BY-NC-SA

 

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Jリーグの賞金

Embed from Getty Images
■2016年シーズン、リーグ3位から年間王者に輝いた鹿島アントラーズ

 

2017年 明治安田生命J1リーグ

2017年のJ1の賞金の前に、参考として2016年のJ1の賞金がどの程度だったのかも合わせて書いておきます。

■2016年 J1リーグ

  • 【CS優勝】 1億円
  • 【CS2位】 2000万円
  • 【各ステージ優勝】 5000万円
  • 【年間勝点1位】 8000万円
  • 【年間勝点2位】 3000万円
  • 【年間勝点3位】 2000万円
  • 【CS1回戦、準決勝の勝利金】 各1500万円

 

■2017年 J1リーグ

2017年からは2014年ぶりにファーストステージ制、つまり全34節を通じた年間王者を決めるレギュレーションに戻りました。

2016年の上位3クラブの賞金は、以下の通りでした。

・CS1位(年間3位)の鹿島・・・1億8500万円
・CS2位(年間1位)の浦和・・・1億8000万円
・CS3位(年間2位)の川崎・・・3000万円

2017年 Jリーグのリーグ賞金
【リーグ優勝】 3億円
【リーグ2位】 1億2千万円
【リーグ3位】 6000万円

去年との比較は一概に難しいところはありますが、2017年リーグ優勝することで賞金3億円を獲得できるのは増額ですね。

 

2017年 明治安田生命J2リーグ

続いてJ2を見ていきましょう。

【リーグ優勝】:2000万円
【リーグ2位】:1000万円
【リーグ3位】:500万円

残念ながらJ2の賞金は、去年と変わらずです。1円たりとも増額にはなっていません。
優勝クラブには、せめて5000万円くらいにしてほしいものです。

2017年 明治安田生命J3リーグ

続いてJ3リーグですが、こちらも少ないですね。。。
もう雀の涙ですわ。。。

【リーグ優勝】:500万円
【リーグ2位】:250万円

 

★新設 理想強化分配金

2017年から新たに誕生した新しい分配金です。この原資はやはりDAZNとの大型契約になっています。
この理想強化分配金なるものは、リーグ優勝でもらえる通常の賞金以上の重みがある特別な分配金になっています。

この存在があることで、Jリーグの格差がこれから大きくなっていくと言われている分配金です。

◉目的
Jリーグから国際競争力のあるトップオブトップのクラブを生み出すため

◉特徴
2018年から最大3年にわたり2017年の上位4クラブに傾斜配分される

◉金額
・2017年リーグ優勝の場合 → 総額15.5億円
  2018年・・・10億円
  2019年・・・4億円
  2020年・・・1.5億円

・2017年リーグ2位の場合 → 総額7億円
  2018年・・・4億円
  2019年・・・2億円
  2020年・・・1億円

・2017年リーグ3位の場合 → 総額3.5億円
  2018年・・・2億円
  2019年・・・1.5億円
  2020年・・・なし

・2017年リーグ4位の場合 → 総額1.8億円
  2018年・・・1.8億円
  2019年・・・なし
  2020年・・・なし

2017年のリーグ順位に応じて、実際の支払いは2018年からそれぞれ分配されることになります。
1位にいたっては3年間の間で、5回優勝するのと同じ賞金額を3年でもらえる計算になります。

欧州では当たり前になっているように、主要リーグでは、ほとんど優勝する力のクラブは決まっています。
クラブ間格差は当たり前に存在していますし、Jリーグも本腰を入れてそちらに舵を切ろうとしている、ということです。

とはいってじわりとクラブ間格差は、大きくなってきている気がします。

現実的に、優勝を狙うクラブ、上位進出を狙うクラブ、去年以上の成績を狙うクラブ、残留を狙うクラブ、と棲み分けがある程度存在しています。
開幕前に、本気で優勝を狙いにいっているクラブは、鹿島、川崎、浦和、ガンバ大阪くらいじゃないでしょうか。

理想強化分配金には審査がある
この理想強化分配金を受け取るには、継続的に「日本サッカーの水準向上及びサッカーの普及促進」というJリーグの理念に沿った使途であるか、といった一定の審査が求められる。

 

均等分配金

均等分配金と言って、成績に関係なくJリーグから各クラブに分配金される均等分配金というものがあります。
2016年は、この均等分配金がJ1の場合は、1.8億円でした。

これが、2017年からはJ1の場合、3.5億円に増額されます。

この分配金の増額は、J2やJ3にも適用されることになりました。

J1 1.8億(2016) → 3.5億(2017)
J2 7000万(2016) → 1.5億(2017)
J3 1500万(2016) → 3000万(2017)

Jリーグの分配金
※Jリーグ個別経営情報開示資料(平成28年度)を見ると分かるのですが、実際には均等分配金に加えられる形で、Jリーグの規約等に応じた各クラブごとに金額の異なる分配金があり、総額としては各クラブがJリーグから受け取る分配金は、一律ではありません。

★新設 降格救済金

理想強化分配金と同様、2017年から新設の分配金です。
J1、J2からの降格クラブにのみ分配される救済金で、降格したクラブを応援しようというものではないでしょうか。

◉目的
降格クラブの収入源を抑えて、財政的な安定化を確保するための救済措置とされる

◉特徴
降格した翌年の1年間だけ、降格前年度に分配される均等配分金の80%を保障

◉金額
・J1からJ2に降格した場合
 降格した前年はJ1だったので均等分配金は3.5億円。その80%を保証しましょう。
 つまり、2.8億円の分配金が支払われます。(J2は、1.5億円の均等分配金なので、実際は1.3億円が上乗せされる形)

・J2からJ3に降格した場合
 降格した前年はJ2だったので均等分配金は1.5億円。その80%が保証しましょう。
 つまり、1.2億円の分配金が支払われます。(J3は、3000万円の均等分配金なので、実際は9000円が上乗せされる形)

※ただし、この降格救済金は、理想強化分配金とを二重で受け取ることは出来ないようになっています。金額の大きい方が適用されることになっています。

力及ばず残念ながら残留できなかったクラブに、「頑張って出直してこいよ!」というエールを贈るような応援資金だと思います。
個人的には、今後は頑張って昇格したクラブにも、「頑張って残留にチャレンジしなさい!」という『昇格応援金』なものが生まれてほしいところです!!

ACLサポート金

ACL参加クラブの強化費の補助として、4クラブに対して2000万円ずつ支払われる。

2016年シーズンのように、天皇杯の優勝チームとリーグ優勝チームともに鹿島アントラーズのように同じ場合には、4クラブに均等に分配される。
ただし、重複しない場合は、天皇杯優勝チームが8000万円をまとめてもらえるようになっており、理想強化分配金との二重受け取りを防ぐため。

「ACLサポート」の原資は8000万円を確保。これは文字通りACL出場クラブに対しての強化費の補助を目的としている。ただ今季のように天皇杯と優勝チーム(鹿島アントラーズ)が重複する場合は、4チームに2000万円ずつ均等に配分されるが、重複しない場合は、天皇杯優勝チームが8000万円をまとめてもらうことになる。これは「理念強化配分金」との重複を避けるため。

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YBCルヴァンカップ(旧ナビスコカップ)

去年から大会名称が変更になったルヴァンカップですが、2017年は11月4日(土)にセレッソ大阪VS川崎フロンターレの決勝が開催されます!
ルヴァンカップですが、優勝チームのみ賞金が昨年の1億円から5000万円増額の1.5億円になりました。

【優勝】:1.5億円
【2位】:5000万円
【3位】:2000万円(1クラブにつき)

2016年9月1日より、大会スポンサーであるヤマザキ・ナビスコ株式会社が「ヤマザキ・ビスケット株式会社」と社名を変更するにあたり、大会冠名も変更となった。

 

第97回天皇杯全日本サッカー選手権大会

優勝チームにはACLの出場権が与えられる天皇杯ですが、こちらもルヴァンカップ同様に、昨年の1億円から1.5億円に増額になりました。

【優勝】:1.5億円
【2位】:5000万円
【3位】:2000万円(1クラブにつき)

 

富士ゼロックススーパーカップ

前年のリーグ王者と天皇杯優勝チームによる、リーグ開幕前に開催される歴史ある大会。
リーグ王者と天皇杯優勝チームが同じ場合は、リーグ2位に出場権が与えられる。

2017年は、鹿島アントラーズと浦和レッズが出場し、鹿島が3-2で優勝を飾っている。

【優勝】:3000万円
【2位】:2000万円

 

SWITCH的まとめ

2017年から分配金の原資となるDAZNとの契約によって、J1の上位に入ることでJリーグクラブがこれまで以上に大きな金額を手にできるようになりました。
これは明らかにJリーグの明確な狙いをもった「投資」であり、Jリーグの底上げと同時に、国際競争力のあるトップオブトップのクラブをJリーグから誕生させたい、という強い意思の現れだです。

その元年である2017年。そこでリーグを優勝することや上位に入ることの価値はとても大きいものになってくるはずです。
良い成績をおさめたクラブは、ますますチャレンジしやすい環境を手にできるわけで、よりJリーグ理念を具現化し引っ張っていくようなJリーグの本当の意味でリーダー的な存在になっていくのではないか、と思います。

2017年のJリーグも残り僅かなので楽しみですね!

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昭和後期生まれ。アラフォーに片足突っ込んでますが、フットサル楽しんでます!2016年7月からこのブログを始めました!サッカーを中心に、「わかりやすく、楽しく」をモットーに書いています!


【初めての観戦シリーズ】

Jリーグは、93年開幕前のプレーシーズンマッチ。浦和レッズ対横浜フリューゲルス。日本代表は、サムライブルーならぬ、サムライレッドの定期日韓戦。(90年初頭の代表ユニは、赤だったのです)。海外の試合は、スタディオ・オリンピコにて、ローマ対レッジーナ。初めてのW杯は、テレビは90年イタリアW杯。この時のコロンビア代表が好きだった。生観戦は02年日韓W杯でイタリア対メキシコ、続けて日本対トルコを観戦。続く、06年もドイツで観戦。18年ロシア行きを企み中。。。


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